とあるゲームの片隅で。

Guild Wars 2で遊んでいます。まいにち迷走中。

黒ぷー永眠

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黒ぷーが永眠しました。
13歳8ヶ月でした。

本当に「性格の良い犬」でした。

トイ・プードルにはアメリカ系とフランス系がいて
アメリカ系は小さくするにあたってマルチーズが入っているそうで
マズル(鼻)が短めになるそうで、3年前に亡くなった白ぷーはそれでした。

黒ぷーはフランス系で、小さいプードル同士をかけ合わせていったそうで
マズルはスタンダードと同じで長いです。
そして小ささにはかなり個体差が出やすいようで
日本人が好む「小さい」ものはなかなかいないようです。
スタンダードに比べたら十分小さいのですが、
トイと呼ぶには大きくて、サイズだけ見るとミニチュアだろうと思う。
というか、ミニチュアに書き換えても差し障り無さそうでした。

黒ぷーはとても大人しくて、とても元気で、素直で、若干胴長だったけど
スタイルが良くて。カッコイイ感じでした。
もっとちゃんと手入れしてあげていれば良かったなと後悔する事が多く。
私が飼わなければ、もっと良い暮らしでもっとカッコよく、
そしてもっと長生きできたのではないかと申し訳なく思っています。
ごめんね・・・

私に飼われて幸せだったのかな・・・と思うと、涙が止まりません。

この黒ぷーと出会ったのは2003年でした。
東京に越して間もなくの頃で、土地勘があまりなくて
頻繁に神奈川に里帰りしていました。

実家への道中で時々立ちよっていたホームセンターの隣に
この黒ぷーはいました。
最初に見た時はガラスケースに入っていて、
次に見た時は放し飼いコーナーにいて。

この放し飼いコーナー・・・・ 
当時は今みたいにオシャレな感じではなく
どこのショップでも、どちらかというとワゴンセールのような感じで。
店内の片隅にちょっと広めのスペースをサークルで囲ってあり
そこに売れ残ったワンコたちが入れられているという。

そもそもそのペットショップが、居抜きの建物で、元々スーパーかな?
建物の半分はがらーんとして何もなく。
そこに20畳くらいのサークルがポツンとあって。
ラブラドール、ゴールデン、ダックス、柴、そして黒ぷー。

ものすごい勢いで全部が走り回ってて
じゃれあってて、フンを食べてたりして・・・・・ 
客も近寄らずな感じで。

遠くから眺めていると黒ぷーがどうやらリーダーのようで。
自分の何倍もあるラブラドールも従えてて。
すごいなーあのプードル。 と興味がありましたが
我が家にもう白ぷーがいたのでその時は帰り。

2週間後くらいに行ったら、まだその状態でしたが
ラブとゴールデンと黒ぷーだけでした。
近寄っていくと人間にはあまり興味を示さず
ひたすら犬たちとじゃれあってて。
すごいジャンプ力でびっくりして。

ただ、、、、、見てすぐ分かる毛並みの悪さ。
頭と背中とお尻とが、毛の流れがまるで違うし色も違う。
ものすごく縮れてるところとふにゃふにゃなところ薄いところ濃いところ
密集してるところとスカスカなところ。
ミスカラーも多くて黒なんだけどブラウンや白やシルバーが入ってる。

耳も尾もカットしてなくて、ブリーダーの卸しじゃなくて
業者なんだろうなー・・・ってかんじで。
売れ残ったらどうなるんだろうか?
業者に戻されたらきっと処分だろうな、、、、
それともショップが処分するんだろうか?

そんな風に思っても私にはどうにも出来ず。
白ぷーは犬が嫌いで人間には寄っていくのに
犬が来ると逃げ回るタイプで、ドッグランとかに連れて行っても
全然楽しめなくてちょっと困っていたんだけど
この黒ぷーならそんな白ぷーでも一緒にいてくれそうで。
(実際そうなった)


それから1ヶ月くらいして立ち寄ったらまだいた。
しかもどうみても仕入れ価格並みというか。
生後8ヶ月かなー・・・。

見せて欲しいと店員に言って連れて来てもらうと
もう全身でガタガタ震えてかわいそうなくらいに。
犬の間ではあんなに威風堂々な感じだったのに
人間の前ではこんなに震えてて、だけど逃げずに座ってる。

そのいじらしさにもう「買います」って言っちゃって。
引渡し前にシャンプーするって半日して引き取りに行ったら
皮膚にフケのようなものがたくさん出てきてて
どうしましょう・・・(買うのを)やめますか? と聞かれて。

ああ、これでイラナイって言ったら
もうショップとしてどうするかなんとなく察しが付いてしまい。
私の妄想かもしれないが。
ショーに出すわけじゃないし、ペットなんだし。
溺愛はしないだろうけど、ペットだし。
そのままでいいですかいますというと、さらに値段を下げてくれた。

財布から現金を出す時、ふとその財布の値段よりも安くて
変な気持ちになった。

そんなわけでブルブル震え続けながらも大人しく従う黒ぷーを抱いて
車に乗せて東京まで帰る道中、、、、、 車内で吐きまくる・・・・
車酔いするタイプだったのか、、、、orz


そして10年間ずっと白ぷーの相手をし。
白ぷーが好き勝手にやりたい放題するそのそばで
いつも行儀良く手のかからない子だった。
ほとんど躾らしい躾けもしなかったのに。

もっと遊ばせてあげれば良かった。
必要以上に色んなもの我慢する子だった。
白ぷーがあまりに手のかかる子だったので
白ぷーが亡くなってから、
私が思い描いていた犬との生活はこれだったよ!
ってくらい犬らしい犬で。

なのにそれに見合ったことを私はしてあげなかった。
物分りのよさに甘えてしまった。
やろうと思えばいくらでも出来たことなのに。


ガンだとわかったときに、今年一年もつかなぁと言ったら
獣医さんが夏までも厳しいかなといった。
こんなに元気なのに? と思ったが本当にそうなった。
6月が夏なのかな・・・・ 夏まで後2日だった。

先週から散歩も嫌がるようになり、すぐに帰りたがった。
週末からエサを残すようになり、土曜日の夜からは水も飲まなくなった。
顔にできた腫瘍は片目を押しつぶしてしまい、
血が混じった鼻水が絶えず滴っている。 口からも。
立ち上がることすらおぼつかないのに、無理やり水を飲ませると
立ち上がって顔を背ける。 もちろんエサも。
薬をあげることもできなくなる。

日曜日は朝10ccの水を無理やり飲ませ、呼吸も苦しそうで
目もうつろに半開きになっている。
窒息して死ぬか、餓死して死ぬか。

それを見つづけることも、強いることも出来ない。
私が最後にしてあげられるのは楽にしてあげることだろう。
そんなことしたくないが、それが出来るのは私しかいない。

白ぷーのとき、最後の3日間は鳴きまくっていた。
今思うとあれは痛くて痛くてたまらなかったんだろう。
なのに私はご近所に迷惑をかける方を気にして
鳴くなと何度も𠮟りつけた。 それでも鳴いた。
そして鳴きやんだと思ったら息がなかった。
あの時は解らなかった。

解ってたらと思うとそれも悔やまれた。

そして今は解る。
解っていても決断できない。
迷って先延ばしにしてる間に同じ目にあわせてしまうのだろうか。
この子は我慢の子だった。
足を踏まれても鳴かない子だ。
白ぷーだったらギャンギャン鳴いているのと同じかもしれない。

開いてるもう片方の目も、緑色の粘膜が拭いても拭いても沸いて出る。
眠っている時には口を開いてて起きるとそこには血溜まりができてる。

獣医に電話して連れて行った。
先に会計を済ませて、注射を打ってもらう。
最後の注射を打ったとき、大きく反り返って目を見開いてキャンと鳴いて動かなくなった。

何ヶ月も声を聞いてなかった。
苦しみは一瞬だった。
そしてもうきっと楽になったと思う。

安楽死という決断をしなければ今日もまだ黒ぷーはここにいるだろう。
飲まず食わずで呼吸を浅くして血をたらしながら。

何が人間のエゴなのか解らなくなる。

白ぷーと同じ寺院で同じように火葬して納骨してもらう。
今朝見送った。


もう二度と犬を飼うことはないだろう。






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